【初心者用】まず知っておきたい株の基本用語集【読み方もあり】

PR
【初心者用】まず知っておきたい株の基本用語集【読み方もあり】

初心者が知っておくべき株式投資の用語を厳選して紹介してます。

本来、株の用語は数多くありますが、全て覚える必要はありません。

基本的に普段使ったり耳にする用語はある程度決まっているので、まずはこの記事で紹介している用語くらい覚えておけばOKです。

『あ』で始まる株の基本用語

青天井

「青天井(あおてんじょう)」とは、株価が限りなく上昇する状態を指す言葉です。株価がどんどん高騰し、制限なく上がるイメージ。リスクの上限がないことを言うのに使われます。

悪材料

「悪材料(あくざいりょう)」とは、株価に悪い影響を及ぼす情報や出来事を指します。例えば、企業の業績が予想よりも悪くなることや、経済の不安要因などが悪材料とされます。これらの情報が出ると、株価が下がる可能性が高まります。

「板(いた)」とは、株式市場での売買注文情報をリアルタイムで示すものです。株価の動向や需要・供給を知る手がかりとなります。買い注文の集まる「買い板」と、売り注文の集まる「売り板」があります。例えば、「買い板が厚い」とは多くの人がその株を買いたいことを示し、逆に「売り板が厚い」とは多くの人がその株を売りたいことを示します。

一般口座

「一般口座(いっぱんこうざ)」とは、個人投資家が株式などを購入するための口座のことです。自分のお金を使って取引を行い、利益や損失を自分で受けることができる口座です。一般口座での取引の場合、確定申告を行う必要があります。

移動平均線

「移動平均線(いどうへいきんせん)」とは、株価の変動を滑らかに表すためのグラフ線のことで、トレンドの方向性を見るのに使われます。通常、チャートには短期、中期、長期の移動平均線が表示されています。

インサイダー取引

「インサイダー取引(いんさいだーとりひき)」とは、非公開情報を利用して株の売買を行うことです。例えば、会社幹部が内部情報を知っていて、その情報がまだ一般に公表されていない時に自分の利益のために取引を行う行為です。これは不正行為であり、法律で規制されています。

陰線

「陰線(いんせん)」とは、株価チャート上で、終値が始値よりも低くなる状態を指します。グリーンの線で表されることが多く、股価が下落したことを示しています。例えば、朝の始値よりも終値が下落した場合、その日の取引は「陰線」が形成されたといえます。

売り注文

「売り注文(うりちゅうもん)」とは、株を売る際に設定する指示のことです。株価が上がることを予想した場合、所持している株を高値で売るために使います。

上値

「上値(うわね)」は、株価が上昇することを指します。例えば、株価が100円から120円に上がれば、120円がその株の「上値」です。株価の動向を見る際に重要な概念であり、投資判断に影響を与えます。

上値が重い

「上値が重い(うわねがおもい)」とは、株価がなかなか上昇しづらい状況で、値上がりしてもすぐに押しされられる様子。株が「上値が重い」と言われると、一定の価格で買い手が少なく、上昇が鈍いことを意味します。逆に、抵抗がなく上昇が早い場合を「上値が軽い」と言います。

追証(追加保証金)

「追証(おいしょう)」は、株取引において証券会社から要求される追加の保証金のことです。株価の急変動で必要保証金を下回る場合に必要となり、証券会社への支払いが求められます。「ついしょう」と読み間違えやすい。

大化け株

「大化け株(おおばけかぶ)」とは、短期間に急激に株価が何倍にもなり、投資家に大きな利益をもたらす株のことです。

押し目(押し目買い)

「押し目(おしめ)」とは、株価の上昇過程における一時的な下落のことで、その際に買い時と見なされるポイントを指します。つまり、株価が下がった時に、その下落をチャンスとして株を購入する戦略で、この時のに株を購入することを「押し目買い(おしめがい)」と言います。

大引け

「大引け(おおびけ)」とは、株取引の終了時刻を指します。このタイミングでその日の株価の変動が確定し、取引は一時的に休止します。

終値

「終値(おわりね)」とは、1日の株価の取引が終わった後の最後の価格で、次の取引日の出発点となります。違う呼び方で、引け値(ひけね)とも言われます。

『か』で始まる株の基本用語

会社四季報

「会社四季報(かいしゃしきほう)」とは、上場企業の基本情報を掲載した専門誌です。年4回発行され、各企業の業績や財務データ、経営方針が掲載されています。

買い注文

「買い注文(かいちゅうもん)」とは、株を購入する際に設定する指示のことです。欲しい株を買い注文で指定し、その価格で取引が成立すると、株を手に入れることができます。

仮装売買

「仮装売買(かそうばいばい)」とは、同一人物がひとつの銘柄を頻繁に売買し、取引を過発に見せる違法行為。

株価

「株価(かぶか)」とは、企業の株式1株あたりの値段のことです。例えば、株価が100円ならば、1株を買うためには100円必要です。企業の業績や経済情勢などによって変動し、上がることを「上昇」、下がることを「下落」と言います。

株価指数

「株価指数(株価指数)」とは、株式市場全体の動きや傾向を表す数値です。例えば、日経平均株価やS&P 500などがあります。これは多くの企業の株価を集計して算出され、市場全体の動きを把握するのに役立ちます。

株価操縦

「株価操縦(かぶかそうじゅう)」とは、不正な手法で意図的に株価を操作する違法行為です。例えば、偽情報の拡散や大量の売買注文を出すなどで、一時的に株価を操作しようとする行為があります。

株式市場

「株式市場(かぶしきしじょう)」とは、企業の株式が売買される場所や仕組みを指します。日本では東京証券取引所(東証)などが有名で、アメリカで言うと、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場(NASDAQ)が有名です。

株主

「株主(かぶぬし)」とは、ある会社の株式を持っている人のことを指します。株を持つことで、その会社の一部のオーナーになります。株主総会での議決権や配当金を受け取る権利があります。

株主総会

「株主総会(かぶぬしそうかい)」とは、株主が集まる会議のこと。会社の経営状況や方針、重要な決定事項が発表される場。

株主優待

「株主優待(かぶぬしゆうたい)」とは、株主が企業から特典を受ける制度。株を持つことで、会社から商品や割引券などが提供されるお得な待遇です。

議決権

「議決権(ぎけつけん)」とは、株主が企業の重要な意思決定にである株主総会に参加できること。

逆指値注文

「逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)」とは、株価が逆に動いた時に自動的に売買する注文のこと。例えば、株価が下落し損失を抑えたい時、あらかじめ設定した価格になったら自動的に売買される仕組み。

ギャップアップ(ギャップダウン)

「ギャップアップ」とは、株価が前日の終値よりも高い価格から取引が始まる現象です。チャート上に価格の「隙間」が生じるため、読み取りやすいパターンと言えます。逆に、株価が前日の終値よりも低い価格から取引が始まることをギャップダウンと言います。

キャピタルゲイン

「キャピタルゲイン」とは、株を売却した際に、購入額よりも高い価格で売れた時に生じる利益のこと。例えば、100円で株を買い、120円で売った場合、20円がキャピタルゲインとなります。売却益とも言います。

キャピタルロス

「キャピタルロス」とは、株を売却した際に、購入額よりも低い価格で売らざるを得なかった場合の損失のことです。例えば、100円で購入した株を80円で売った場合、20円がキャピタルロスとなります。売却損とも言います。

食いつくす

「食いつくす(くいつくす)」とは、一度に大量の株を買い注文することを指します。市場に出ている注文に対して、反対売買の注文がぶつけられ、なくなっていく様子。

気配

「気配(けはい)」とは、株価がどの方向に動くかを予測するための指標です。株の「売り注文」と「買い注文」の価格を示しており、売り手と買い手のバランスを示す重要な情報源です。

現物取引

「現物取引(げんぶつとりひき)」とは、実際に株式を購入し所有する取引方法です。株を手に入れ、所有権と株主としての権利を持つことができる取引です。例えば、株式を購入してその企業の一部となり、配当を受け取ることが可能です。

権利確定日

「権利確定日(けんりかくていび)」とは、株主に対する配当や株主優待の権利が確定する日のことです。この日を持ち株分だけ保有していれば、配当や優待の受け取り資格が得られます。ただし、権利確定日の2営業日前までに株を保有していることが条件です。株を買う際に、この日を考慮してタイミングを選ぶことが大切です。

後場

「後場(ごば)」とは、株式市場の取引時間のうち、午後に行われる部分を指します。日本の株式市場では午後12時30分から3時までが後場です。昼休みを挟んで午後に行われるため、午前とは異なる動きが見られることがあります。

5分足チャート

「5分足チャート(ごふんあし)」とは、株価の動きを5分ごとにグラフで表示したものです。株価の変動やトレンドを短時間で確認するのに使われます。

『さ』で始まる株の基本用語

指値注文

「指値注文(さしねちゅうもん)」とは、株を特定の価格で売買する注文方法です。例えば、ある株の現在価格が100円で、指値注文を110円に設定すると、株価が110円に上昇したとき自動的に買いが成立します。オークションで欲しい商品の価格を提示するようなイメージです。

サポート

「サポート」とは、株価が下落してきた際に、一定の価格帯で買い意欲が高まり、株価が下がりにくくなるラインを指します。例えば、ある株の価格が一定のレベルで何度も下がってきて反発する場合、その価格帯は「サポートライン」と呼ばれ、株価が下がるとそこで買い手が現れる可能性が高いとされます。

仕手株

「仕手株(してかぶ)」とは、一部の大口投資家(仕手筋)が株価を操作し、他の投資家を誘導する行為です。例えば、A株が100円で取引されているとき、仕手が大量に買い注文を出し、価格を上げます。これにより他の投資家も買いに乗り、株価が急騰。その後、仕手が高く売って利益を得るといった行為。

証券口座

「証券口座(しょうけんこうざ)」とは、株や投資信託などの金融商品を売買するための口座のことです。銀行や証券会社で開設できます。口座を持つことで、株を購入したり売却したりできるようになります。オンラインで取引も可能で、口座には資産や取引履歴が記録されます。

証券コード

「証券コード(しょうけんこーど)」とは、証券取引所に上場している各銘柄や金融商品に付けられた4桁の番号です。株式や投資信託などに対して割り当てられ、市場での取引や情報管理に使用されます。「銘柄コード」とも言います。

証券取引所

「証券取引所(しょうけんとりひきじょ)」とは、株式や債券などの金融商品が売買される場所を指します。日本では東京、名古屋、福岡、札幌に証券取引所があります。

証拠金(委託保証金)

「証拠金(しょうこきん)」とは、信用取引口座に担保として入金する資金のことです。取引をするときに証券会社に預けて、リスク管理や取引の信頼性を保つために必要です。投資金額に対して割合で設定され、市場の変動によって増減します。例えば、100万円の株を買う際、証拠金が10%なら10万円を預け、その差額の90万円を借りて購入することができます。

上昇トレンド

「上昇トレンド(じょうしょうとれんど)」とは、株価が持続的に上昇している状態のことです。まるで階段を登るようなイメージで、一つ一つの段階で株価が高くなっていく様子を表します。例えば、ある企業の業績が好調で需要が増えたり、市場全体に期待感や活気があるときに見られます。

上場

「上場(じょうじょう)」とは、企業が証券取引所に自社株式を公開し、一般の投資家に売買される状態のことを指します。

新興市場

「新興市場(しんこうしじょう)」とは、成長途中の小規模な企業、いわゆるベンチャー企業が上場する取引市場で、『東証グロース(旧「JASDAQ」、「東証マザーズ」)』のことです。これらの企業は大手企業より知名度や規模が低く、成長ポテンシャルが高い特徴があります。

信用売り(空売り)

「信用売り(しんよううり)」とは、株を持っていない状態で値下がりを予想し、一時的に借りて売る取引方法です。株価が下がると、その差額分が利益となり返済します。ただし、株価が上昇すると損失が発生するため、リスクが高い取引とされています。「空売り(からうり)」とも言われます。

信用買い

「信用買い(しんようがい)」とは、実際に株を保有せずに借りたお金を使って株を購入し、将来的に返済する取引方法です。株価が上昇すれば利益が得られますが、逆に下落すれば損失が発生します。

信用取引

「信用取引(しんようとりひき)」とは、自分のお金を使わずに一時的に株を買ったり売ったりする方法です。例えば、株価が上がると思うけれど現金がないとき、信用取引を使って株を買い、将来の売却益で借りたお金を返すことができます。ただし、リスクも高いので慎重に使いましょう。

スウィングトレード

「スウィングトレード」とは、1日から2週間程度の期間で株を売買する投資スタイルです。長期投資よりも短期間で利益を狙います。株価が一時的に下落した時に安く買い、上昇した際に高く売ることで収益を得るといった方法です。

スクリーニング

「スクリーニング」とは、株式市場で投資対象となる銘柄を選ぶ際に、特定の条件や基準に合致する銘柄を絞り込む手法です。

ストップ高・ストップ安

「ストップ高(すとっぷだか)」とは、株価が一定の上限値まで急騰した状態を指します。例えを出すと、ある株の価格が1日の取引開始時から急上昇し、その日の最高値に達すると「ストップ高」となります。ストップ高では一時的に売買が停止し、価格が下がるまで取引が再開されません。「ストップ安(すとっぷやす)」はストップ高の逆で、株価が一定の下限値まで急落した状態を指します。

前場

「前場(ぜんば)」とは、株式市場の取引時間のうち午前中に行われる部分を指します。日本の株式市場では午前9時から11時30分までが前場です。この時間帯では朝のニュースや経済指標の発表による影響が反映され、株価の動きが活発になります。

前引け

「前引け(ぜんびけ)」とは、前場の終了時間を指します。または、前場の最終取引のこと。

相場

「相場(そうば)」とは、株式市場の取引時間内で株価が変動する状態のこと。投資家が売買を行い、株価が上下する場面を指します。

損切り

「損切り(そんぎり)」とは、保有している株の価格が下がって含み損を抱えてしまったときに、それ以上損をしないように株を売却することです。「ロスカット」とも言われます。

『た』で始まる株の基本用語

高値

「高値(たかね)」とは、一定の期間内で記録された価格のうち、最も高い価格のことを指します。これは株価が上昇したときに示される重要な指標で、その銘柄の価値が上がったことを示すポイントです。

高値づかみ

「高値づかみ(たかねづかみ)」とは、株価が上昇し続けているときに、その上昇トレンドの最高値で株を買うことを指します。上昇がピークに達しているため、その後価格が下落する可能性が高く、典型的な負けパターンのことを言う。

建玉

「建玉(たてぎょく)」とは、保有している未決済の株取引のことを指します。例えば、株を買って保有している状態を「買い建玉」、売り注文を出している状態を「売り建玉」と言います。「たてだま」や「けんだま」と読み間違えやすい。

短期投資

「短期投資(たんきとうし)」とは、株を購入してから比較的短い期間で売却する投資方法です。1日から数週間程度の期間で利益を狙います。

単元株数

「単元株数(たんげんかぶすう)」とは、株式を購入する際に必要な最小数量を指します。株式市場では、一般的に100株が1単元とされており、この数量単位で株式を購入することができます。銘柄によって単元株数が異なることもあります。

単元未満株

「単元未満株(たんげんみまんかぶ)」とは、株式市場での取引単位である単元株数に満たない数量の株式を指します。例えば、ある銘柄の単元株数が100株である場合、50株や10株のように100株に満たない数量の株を指します。単元未満株は、小口の投資家や資産の少ない人々にも投資の機会を提供するために存在します。

チャート

「チャート」とは、株価や相場の変動をグラフや図表で表したものです。折れ線グラフやローソク足チャートなどがあり、過去の価格変動から傾向やパターンを読み取ることができます。

長期投資

「長期投資(ちょうきとうし)」とは、株を長い期間保有する投資方法です。数ヶ月〜数年以上の期間で株価の変動を受け入れ、会社の成長や業績向上を見込んで投資するスタイル。短期的な変動に左右されず、安定的なリターンを目指す方法です。

デイトレード

「デイトレード」とは、1日の短時間で株を売買すること。取引後はポジションを持たず、市場の閉まる前にすべて決済します。

出来高

「出来高(できだか)」とは、一定の期間内に取引された株の総数を示す指標です。多くの取引が行われるほど出来高が増え、市場の活発さを示します。

天井

「天井(てんじょう)」とは、株価の最高値、または最高値近辺のことです。まるで建物の天井のように、上方向への価格の伸びが限られています。

東京証券取引所(東証)

「東京証券取引所(とうきょうしょうけんとりひきじょ:とうしょう)」とは、日本国内で最大規模の株式市場で、株式や債券の取引が行われる場所です。約3,900社が上場しており、大きく分けて「プライム」「スタンダード」「グロース」の市場がある。

東証株価指数(TOPIX)

「東証株価指数(とうしょうかぶかしすう:とぴっくす)」とは、東京証券取引所(東証)に上場する主要な株式銘柄の株価の動きを示す指標です。日本の株式市場全体の動向を把握するための基準で、株価の上下変動を反映しています。TOPIX(Tokyo Stock Price Index)とも言われます。

『な』で始まる株の基本用語

成行注文

「成行注文(なりゆきちゅうもん)」とは、株を即座に現在の価格で買う注文方法です。「いくらでもよいので今すぐ欲しい」といったように、すぐに取引を行いたいときに有効な手段です。「せいぎょう」や「なりぎょう」と読み間違えやすい。

なれ合い売買

「なれ合い売買(なれあいばいばい)」とは、複数人で結託して株の売買をし、意図的に一つの銘柄の取引を活発に見せる違法行為。

日経平均株価

「日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)」とは、日本の主要な株式市場での株価の平均値を表す指標です。日本の代表的な銘柄(225銘柄)の株価を集計して算出され、株式市場全体の動向を示します。

ネット証券

「ネット証券(ねっとしょうけん)」とは、インターネット経由で株式や投資信託などの金融商品を取引できる証券会社のことです。オンライン上で口座開設や売買手続きが可能で、手数料が低く利便性が高いため、個人投資家に人気です。

値幅

「値幅(ねはば)」とは、株価の変動幅のことで、高値と安値の差を指します。例えば、1株の株価が100円から110円に上昇したら、値幅は10円。逆に90円に下落しても同じく10円の値幅となります。

値幅制限

「値幅制限(ねはばせいげん)」とは、株価の急激な変動(暴騰・暴落)を抑えるために設けられた制限のこと。株価の価格帯によって、1日の下限と上限が定められている。

『は』で始まる株の基本用語

売却益

「売却益(ばいきゃくえき)」とは、株を売って得た収益のことです。キャピタルゲインとも言います。

売却損

「売却損(ばいきゃくそん)」とは、株を売った際に、購入価格よりも低い価格で売却した場合に発生する損失のことです。キャピタルロスとも言います。

配当金

「配当金(はいとうきん)」とは、株主に対して会社が利益を分配するために支払う金額のことです。株主は保有株数に応じて配当金を受け取ることができます。

配当性向

「配当性向(はいとうせいこう)」とは、会社がどれだけの利益を配当金として株主に還元するかを示す割合のことです。高い配当性向は、利益の一部を株主に分け与えていることを意味し、投資家に魅力的な要素となります。

配当利回り

「配当利回り(はいとうりまわり)」とは、購入した株価に対して、1年間でもらえる配当金の割合。高い配当利回りは、投資家にとって利益が大きいことを示し、長期的な投資に魅力を与えます。

始値

「始値(はじめね)」とは、株式市場が開始されたときの最初の取引価格のこと。朝の株市場がスタートする瞬間の値段を指します。これは、前日の終値とは異なる場合があります。

含み益(含み損)

「含み益(ふくみえき)」とは、現在の持ち株の価格が購入時の価格よりも高い状態を指します。例えば、株を100円で買った後、その株が現在110円で取引されている場合、含み益は10円となります。また、持ち株の価格が購入時の価格よりもマイナスになっている状態を「含み損(ふくみぞん)」と言います。

節目

「節目(節目)」とは、株価チャート上で特定の価格レベルを指します。節目は多くの投資家が意識する価格なので、株価の変動に影響を与えることがあります。「フシ」と略されることもあります。

ぶつける

「ぶつける」とは、市場に出ている注文に対して、それと反対売買の注文を出すこと。「売り板にぶつける」というと、市場に出ている売り注文に対して買い注文を出すことを言う。

暴騰・暴落

「暴騰(ぼうとう)」とは、株価や市場が急激に上昇することを指します。これは一般的に好材料や市場の期待が高まった結果です。逆に、株価や市場が急激に下落することを「暴落(ぼうらく)」と言い、企業の業績が悪化したときや、経済危機によって起こります。

『ま』で始まる株の基本用語

「窓(まど)」とは、株価チャートの前日の終値と翌日の始値が重ならず、間に空白がある状態を指します。窓が開いた場合、株価の急激な変動があったことを示すことがあります。まるで窓のように見えるためこの名前がついたと言われています。

見せ玉

「見せ玉(みせぎょく)」とは、取引意図がないのに注文や取り消しをする行為のことです。人気があるように見せかけ、価格や数量の操作に用いられることも。「みせだま」と読み間違えやすい。

銘柄

「銘柄(めいがら)」とは、株式市場に上場している企業のことを指します。例えば、トヨタや任天堂などの企業名が銘柄になります。

『や』で始まる株の基本用語

約定

「約定(やくじょう)」とは、株取引において注文が実際に成立することを指します。「やくてい」と読み間違えやすい。

安値

「安値(やすね)」とは、ある期間内で株価が最も低かった値段を指します。例えば、1日の取引中に株価が最も低い値がその日の安値です。

有価証券報告書

「有価証券報告書(ゆうかしょうけんほうこくしょ)」とは、上場企業が毎年提出する財務情報の報告書です。財務状況や業績、経営方針などが記載され、投資家はこれを通じて企業の健全性や将来性を判断します。

呼び値

「呼び値(よびね)」とは、株の値動きにおいて、価格が変動する最小単位(値段のきざみ)のことを指します。株価が上がったり下がったりする際に、その変動がどれだけの金額で行われるかを示す基準です。株価によって呼び値の単位が違います。

寄りつき

「寄りつき(よりつき)」とは、一般的に株式市場が開く時間を指します。他にも、株式市場が開場する直前に、その日の最初の取引が行われることを指すこともあります。この時の取引価格が「寄り付き価格」と呼ばれ、市場のオープン価格として注目されます。

陽線

「陽線(ようせん)」とは、株価チャート上で、終値が始値よりも高くなる状態を指します。オレンジの線で表されることが多く、価格が上昇したことを示しています。例えば、朝の始値よりも終値が上昇した場合、その日の取引は「陽線」が形成されたといえます。

『ら』で始まる株の基本用語

利食い

「利食い(りぐい)」とは、株価が上昇して利益が出たとき、その利益を確定することを指します。例えば、買っている株が100円から120円に上がった場合、この20円の上昇分の利益を確定することを「利食い売り」と言います。

レンジ

「レンジ」とは、株価や相場が一定の範囲内で変動する状態を指します。例えば、株価が一定の範囲で100円から120円まで変動している場合、この範囲を「レンジ」と呼びます。「ボックス」や「持ち合い」とも言います。

レジスタンス

「レジスタンス」とは、株価が上昇する際に一時的に抵抗を示す価格帯のことを指します。例えば、株価が一定の価格で何度も反発する場合、それが「レジスタンス」です。

狼狽売り

「狼狽売り(ろうばいうり)」とは、株価の下落に投資家が恐れや不安から急いで売却することを指します。イメージとして、森で狼に襲われる動物が逃げるように、投資家も急いで売ることで損失を避けようとする行動です。

『わ』で始まる株の基本用語

割安株

「割安株(わりやすかぶ)」とは、お店で商品がセール中で安くなっているように、現在の株価が企業の実際の価値に比べて低い株を指します。例えば、ある企業が本来の価値よりも安く売られているとき、割安株と言います。これは、将来的に価値が上がる可能性がある投資機会とされます。

『英数字・記号』で始まる株の基本用語

IPO

「IPO(あいぴーおー)」とは、Initial Public Offeringの略。企業が初めて株式を一般投資家に公開することです。会社の未来の可能性を一般の人々に提供するイベントであり、投資家はIPOでその企業の株を所有し、将来の成長に参加するチャンスを得ることができます。

IR情報

「IR情報(あいあーるじょうほう)」とは、企業が投資家や株主に対して提供する情報のことを指します。主に決算情報や業績予想、経営方針、事業計画などが含まれ、企業の健全性や将来性を評価するための重要な情報源です。

NISA(少額投資非課税制度)

「NISA(にーさ)」とは、株式投資や投資信託などの利益を、一定額非課税にする制度。非課税投資枠は毎年上限120万円まで。

NASDAQ

「NASDAQ(なすだっく)」とは、アメリカの新興企業向け株式市場です。テクノロジー企業が多く上場しており、アップルやアマゾン、マイクロソフトなどの有名企業も取引されています。National Association of Securities Dealers Automated Quotationsの略。

NYダウ

「NYダウ(にゅーよーくだう)」とは、アメリカの代表的な株価指数です。30の主要企業の株価の平均を示し、アメリカ経済全体の動向を象徴しています。日本で言うところの日経平均株価のような存在です。New York Dow Jones Industrial Averageの略。

PBR

「PBR(ぴーびーあーる)」とは、Price Book-value Ratioの略。株価純資産倍率を表す指標で、株価を企業の純資産に対して比較します。PBRが低いほど企業の評価が割安とされ、高いほど評価が高いとされます。例えば、PBRが1ならば、株価が純資産とほぼ同じ。

PER

PER(ぴーいーあーる)」とは、Price Earnings Ratioの略。株価収益率を示す指標で、株価を1株あたりの利益(EPS)で割った値です。PERが低いほど株価が割安、高いほど評価が高いとされます。例えば、PERが10ならば、株価が利益の10倍。

ROA

「ROA(あーるおーえー)」とは、Return on Assetsの略。総資産利益率を意味し、企業の総資産に対する利益の割合を示します。ROAが高いほど、少ない資産で多くの利益を上げていることを意味し、経営効率の良さを示す指標です。

ROE

「ROE(あーるおーいー)」とは、Return on Equityの略。自己資本利益率を意味し、企業の自己資本に対する利益の割合を示します。ROEが高いほど、投資家に対する収益性が高いことを意味し、経営の効率性と収益性を評価する指標です。

S&P 500

「S&P 500(Standard & Poor’s 500)」は、アメリカの代表的な株価指数で、500の主要企業の株価を平均しています。アメリカ経済全体の健全さを示す指標で、幅広い産業をカバーしているため、市場全体のトレンドを把握する手助けになります。日本で言うところのTOPIXのようなものです。